1977年に刊行された、ハイスミス後期の長編小説。
著者の作品はサスペンスに分類されることが多く、本書も確かにカテゴライズするならばサスペンスなのだが、上巻を読んだ限りでは一般文芸に近い印象を受ける。代表作でもあるリプリー・シリーズのように、はっきりとした『犯罪』が行われていないからだろう。
但し胸糞の悪さは一級品で、ここ数年流行っている『イヤミス』が可愛らしく見えるほどw
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2016年5月20日
- 読了日 : 2016年5月20日
- 本棚登録日 : 2016年5月13日
みんなの感想をみる