領収書が揃っているという点で機密でもなんでもないのだが、無味乾燥なカネの流れから歴史を推論するという挑戦的な試みに取り組んだ事は評価すべきである。が、結局は新しい発見があったというよりも、これまでの歴史解釈を裏付けるという展開になってしまい、大胆な仮説推論には至らなかったような。これは実証主義的アプローチがメインのアカデミズムの学者の限界なのかもしれない。歴史作家ならもっと面白い推論ができたのかもしれないが。
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- 感想投稿日 : 2019年8月6日
- 読了日 : 2019年8月6日
- 本棚登録日 : 2019年8月6日
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