トンデモ本の世界 X

  • 楽工社 (2011年7月1日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 8
3

トンデモ本のシリーズは全部読んできました。

ご存知でしょうけど、著者は大真面目で持論を展開しながら、
冷静に読むと、かなりずれてしまっている本を
トンデモ本と定義しているようです。

オカルト系や古代文明ネタ、胡散臭い科学ネタなどが、
該当します。まぁ、現在の健康ネタとか、どうみても理屈が合わない
ものがたくさんありますよね。
それを面白おかしく取り上げたのが、トンデモ本。

シリーズはもう10年くらい前から読み続けていますが、
紹介される本も、最初のころのインパクトから
ちょっと落ちてきていますよね。
そもそも、トンデモない内容の本とか雑誌記事とかが、平気で
出回るようになってきたからかな。

それでも、なかなかとても読む気にならないような
本の内容を紹介してくれて、楽しめました。
マンガ嫌韓流とか、大川隆法の宇宙人との対話の本とか、
苫米地英人の常識を打ち破る本とか、まぁ、楽しく読ませてもらいました。

と学会の活動は、まだまだ続けていただき、楽しませてもらいたいと
思います。

しかし、明らかに、「それはないだろ~」というようなことを
無条件に、平気で信じてしまうような人が、
周囲でも増えているように感じますが、
その方がよっぽど怖いです。大丈夫でしょうか。
自分で考えたり、判断したりせず、
マスコミが扱っているものは正しいと思ってしまうのでしょうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年7月26日
読了日 : 2012年7月25日
本棚登録日 : 2012年7月25日

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