「伊賀の里殺人事件」
「夢うつつ殺人事件」
「夏の合宿殺人事件」
共に探偵志望の女子高生・伊賀ももと上野あおの二人が解決する殺人事件を集めた短編集(やや中編)。
麻耶雄嵩らしからぬミステリで、特有のクセはあまりない、
一応二人の関係性から、「探偵とは」というテーマで読めなくはないが、いつものテーマ性よりは弱い。
論理的に書かれているので、今回は普通に犯人当てとして読むのが良いかもしれない。
キャラクターたちは非常に軽く、ある意味会話が読みにくいが、ライトノベル感もある。
麻耶らしさを求めると肩透かし感があるが、普通にミステリとして楽しめる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2020年12月6日
- 読了日 : 2020年12月5日
- 本棚登録日 : 2020年12月5日
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