谷崎潤一郎「春琴抄」
手の第二関節を誰かずっと軽く触れられているような感覚で
ゾクゾクして、ソワソワしながら読んでいて。
2人の関係に師弟愛以外の愛は存在しない、と私は思いました。
その愛は、計り知れない、尋常じゃないもので
傍目には怪物的にしか見えないけれども、
きっと境遇の違う2人にとっては、共に生きるための
一番大事な、変えてはいけないものだったのではないかと。
あまり好きな小説ジャンルではない、と読んだ今も思っているけれども、読んだことで読書経験値が増えた気がする。
まだ積み本の中に「痴人の愛」があるのですが、
それはもう少し先でいいかなと思いました。笑
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
近代小説
- 感想投稿日 : 2018年11月11日
- 読了日 : 2018年8月31日
- 本棚登録日 : 2018年11月11日
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