[ 内容 ]
<上>
「いつの日か、世紀はドゥルーズのものとなるだろう」とフーコーをいわしめたドゥルーズの主著にして代表作。
ニーチェ、ベルクソン、スピノザらとともに、差異を同一性から解き放ち、反復を“理念”の力=累乗の特異性として発見する時、新たな生と思考がはじまる。
かぎりない力をひめた怪物的な書物。
<下>
自ら「哲学すること」を試みた最初の書物と語る、ドゥルーズ哲学のすべての起点となった名著。
下巻では“理念”、そして強度、潜在性などの核心的主題があきらかにされるとともに、差異の極限における「すべては等しい」「すべては還帰する」の声が鳴り響く。
それまでの思考/哲学を根底から転換させる未来の哲学がここにはじまる。
[ 目次 ]
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序論 反復と差異(反復と一般性―行動の視点からする第一の区別;一般性の二つのレヴェル―類似と等しさ ほか)
第1章 それ自身における差異(差異と暗い背景;差異を表象=再現前化するということは必要なのだろうか―表象=再現前化の四つのアスペクト(四重の根) ほか)
第2章 それ自身へ向かう反復(反復、それは、何かが変えられること;時間の第一の総合―生ける現在 ほか)
第3章 思考のイマージュ(哲学における前提の問題;第一の公準―普遍的本性タル“思考”の原理 ほか)
<下>
第4章 差異の理念的総合(問題的な審廷としての理念;未規定なもの、規定可能なもの、および規定作用―差異;微分 ほか)
第5章 感覚されうるものの非対称的総合(差異と雑多なもの;差異と強度;差異の取り消し ほか)
結論 差異と反復(表象=再現前化批判;有限か無限かという二者択一は無益であること;同一性、類似、対立、そして類比―それら(四つの錯覚)はどのようにして差異を裏切るのか ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
- 感想投稿日 : 2014年10月5日
- 読了日 : 2014年10月5日
- 本棚登録日 : 2014年10月5日
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