[ 内容 ]
この数年、“ナショナリズム”をめぐる議論がかまびすしい。
冷戦に代わる国際秩序が定まっていない上に、極東アジアでは「北朝鮮」という冷戦の産物が大きな比重を占めているからである。
しかも、バブルの崩壊とグローバリゼーションに伴う「成果主義」や「市場原理主義」の浸潤によって、セーフティ・ネットが整備されないまま勝ち組・負け組への階層化が進み、社会の安定感は急速に失われつつある。
国内と国外の要因が複雑に絡み合いながら過熱化する一方の言説を丁寧に解きほぐし、「愛国心」の行方について考える。
[ 目次 ]
第1章 「日本は変わった」のか
第2章 自分以外はみんな「バカ」
第3章 この国に生まれたるの不幸
第4章 「帝国」の病理
第5章 二つの「病」と日米関係
第6章 治癒と愛国心
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ちくま新書
- 感想投稿日 : 2010年9月1日
- 読了日 : 2010年10月17日
- 本棚登録日 : 2010年9月1日
みんなの感想をみる