月夜とめがね (立東舎 乙女の本棚)

著者 :
  • 立東舎 (2019年10月18日発売)
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感想 : 35
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月夜の晩のひと時を描いた、とても穏やかかつ幻想的な童話。
映像的な描写も多くて、数々の絵本や紙芝居になってるのも納得。

特に、古代中国の故事から「現実と夢の狭間」や「儚さ」の象徴とされてきたと同時に、日本では、古来、「死者の魂」や、後世では「縁起物」ともされてきた「蝶」の多重的なイメージの使い方が、とても技巧的でした。
10分もあれば読み終えてしまえる作品なのに…。

「日本のアンデルセン」の尊称は伊達じゃない!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2022年5月14日
読了日 : 2022年5月14日
本棚登録日 : 2022年5月14日

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