月夜の晩のひと時を描いた、とても穏やかかつ幻想的な童話。
映像的な描写も多くて、数々の絵本や紙芝居になってるのも納得。
特に、古代中国の故事から「現実と夢の狭間」や「儚さ」の象徴とされてきたと同時に、日本では、古来、「死者の魂」や、後世では「縁起物」ともされてきた「蝶」の多重的なイメージの使い方が、とても技巧的でした。
10分もあれば読み終えてしまえる作品なのに…。
「日本のアンデルセン」の尊称は伊達じゃない!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月14日
- 読了日 : 2022年5月14日
- 本棚登録日 : 2022年5月14日
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