狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2006年10月10日発売)
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本棚登録 : 1993
感想 : 108
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クメルスンの町に入ったロレンスとホロは、アマーティという若い魚商人に出会います。ホロに惚れた彼は、ロレンスからホロの身柄を引きとると申し出て、ロレンスの心は乱されます。

その一方でロレンスは、錬金術師のディアナことディアン・ルーベンスという女性をたずねて、ホロの故郷であるヨイツについての情報を得ることになります。しかし、ディアナからの手紙をホロが読んでしまい、彼女は自分の故郷がなくなってしまったことを知ります。さらに、ロレンスがディアナからの情報を彼女にかくしていたこともあって、二人のあいだに隙間が生じていきます。

ホロをめぐってロレンスとアマーティが争うというストーリーなのですが、両者が商人であることから、ビジネスの舞台で戦いがおこなわれることになります。ロレンスとホロの気持ちのすれちがいも含めてきれいな構成にしあがっているように感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2021年9月13日
読了日 : -
本棚登録日 : 2021年9月13日

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