ザ・フィフティーズ1: 1950年代アメリカの光と影 (ちくま文庫 は 46-1)

  • 筑摩書房 (2015年8月6日発売)
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感想 : 6
5

過去に読んだ「ザ・コールデスト・ウィンター」の著者による作品
私にとって待望の文庫復刻で、思わず著者買いした作品。

作者ならではの登場人物の生い立ちまで遡り描写して、現代に通づるアメリカの50年代の様々な文化、経済、歴史的事件を、2、3章に渡り描かれたノンフィクション。

現代の日本に持ち込まれた「スーパー」や「大量生産による建て売り販売」「テレビを中心とした広告」などのビジネスの成立過程を学ぶ事ができる作品。
そして、世界にとっても、アメリカの
50年代は、重要な歴史の区分であったと学ばせてくれ、古さや陳腐を感じさせない名著。

3分冊でページ数が多いため、興味がない分野には、挫折しそうになった。
挫折しそうな方には、興味のある分野だけ読んでも価値があると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2016年1月5日
読了日 : 2016年1月5日
本棚登録日 : 2016年1月5日

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