本作のテーマは獣というくらいだから、毛むくじゃら系のお話が多いかと思っていたら、やっぱりそのとおりだった(笑) とはいいつつ、いつもの異形よりは素材感がタイトなぶん、その範疇での各作家による手練手管の違いを堪能できるという良さがあった。で、それが功を奏したのか、本作は今まで読んできた異形コレクションのなかでも傑作の部類に入った。
個人的なベスト3を上げると、1位は「けだもの」と「さいはての家」。2位は「蛇」。3位は「主婦と性生活」「角と牙」「双頭の鷲」…とまあ、同率が多いけどこんな感じ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2011年1月23日
- 読了日 : 2011年1月23日
- 本棚登録日 : 2010年12月16日
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