豪華執筆陣による、ポストコロナの学校構想が描かれている。
コロナによって、学校教育の問題点が浮き彫りになり、多くの人の関心が教育に集まった。
政府も世論を反映し、GIGAスクール構想の前倒し、少人数学級の実現を目指すなど、これまでにないほど教育を変えようとしている風潮は感じる。
そして、本書のように多くの人がポストコロナの学校の情景を描き、提言している。
しかし、現場は中々変わらない。
むしろ、じわじわと着実にコロナ前の状態に戻ろうとしているのではないだろうかと感じずにはいられない。
自分自身もこのままではいけないと思いつつも、7時間授業に加えての消毒作業、そして土曜授業もあるという多忙さに流されてしまっている。
そんな現状でも本書を読んで改めて思ったのは、考えることをやめてはいけないということ。
教育改革のうねりが起ころうとしていることは間違いない。そのうねりの波をいつ掴むか。
関心を持ち続け、考え続けなければ、その波を掴むことすらできないだろう。
まずは自分にできることから。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年8月30日
- 読了日 : 2020年12月13日
- 本棚登録日 : 2020年8月29日
みんなの感想をみる