本作品が出版されてちょうど50年とのこと。完全なるフィクション、とあるが、そうとは思えない読後感です。
相当科学は進歩したんでしょう。でも「日本沈没」が起こらないなんて言えない。
自分が突然難民になったら、なんて想像をしたことがない。そんな必要もなかった。ホント自分のいるところは平和なんだ。
著者の息子さんによる「文庫版にあたって」に、執筆動機は「戦争」だったと。「日本」を愛しているがゆえ、叱咤を込めて、日本人とは何か、日本とは何かを考え直したと。
天災も怖いが、人災も怖い。
長らく執筆をためらわれた『第二部』をしばらくしたら読んでみよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月29日
- 読了日 : 2023年1月29日
- 本棚登録日 : 2023年1月15日
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