死刑に犯罪抑止効果がないことを前提に、情緒のレベルで死刑存置派の藤井と死刑廃止派の森が語り合う。「殺人犯の命を国家が保障するのは倫理的に耐え難い」とする藤井に対して、森は「『処刑しない』ことと『保障する』ことは違う」と反論する。国家が「生かす」ことを問題視する存置派と国家が「殺す」ことを問題視する廃止派という対立点を見定められただけでも読んだ価値があったと思う。
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- 感想投稿日 : 2018年7月14日
- 読了日 : 2018年7月14日
- 本棚登録日 : 2018年7月14日
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