・現在までの市場の秩序は、九つの市場形式をたどってきた。では、この変遷を「中心都市」の推移を順に追って考察するか(ブルージュ、ヴェネチア、アントワープ、ジェノヴァ、アムステルダム、ロンドン、ボストン、ニューヨーク、ロスアンジェルス)、または大量消費財の登場を順に追って考察するか(食品、衣服、書籍、金融、運輸手段、家庭用電気製品、コミュニケーション・娯楽)、商業圏の拡大を可能としたテクノロジーの進展を順に追って考察するか(船の舵、キャラベル船、印刷機、会計、オランダ船、蒸気機関、内燃機関、電動機具、マイクロプロセッサ)、支配的通貨を順に追って考察するか(グロ金貨、ダカット金貨、ギルダー、ジェノヴァ通貨、フローリン、リーヴル・スターリング[ポンド]、ドル)もしくは「中心都市」を代表する芸術家や哲学者を順に追って考察することも可能であろう。
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2014年1月27日
- 読了日 : 2014年3月15日
- 本棚登録日 : 2014年1月27日
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