本院の修道院長となったフィリップに任命され、トムが大聖堂建立に着手する日がやってきた。トムの緻密な計画のもと、大聖堂の普請は着々と進んでいった。が、新しくシャーリング伯となったハムレイは、フィリップに敵対する司教と組み、執拗な嫌がらせを仕掛けてくる。自領に比べてキングスブリッジの繁栄に嫉妬したハムレイは、やがて街に焼き討ち打ちを!
(裏表紙紹介文より)
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終わり方がなんとも…!
早く続きが読みたいです。
何と言うか…読んでいて 決して心地好い物語ではないのに、圧倒的な内容に引き込まれてスラスラ読めました。
ただ、ウィリアムがムカつきすぎてイライラ。
地獄に堕ちることを畏れているくせに何故そんな行動にでるのか…。理解不能です。
それから、懺悔すれば何でも赦されるんかい!とツッコミたくなります。。。
この時代の文化(信仰や習慣など)に少しでも共感できるように(努力して)読んだ方が良いのか、物語だと割り切って読んだ方が良いのか。
この本を時代小説として楽しんで読むためには前者が良いんだろうし、そう読みたい気持ちもあるんですが、如何せん到底受け入れたくないような行いがされているのを読むと自然と後者になってしまうのがなんとも複雑な部分です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ケン・フォレット
- 感想投稿日 : 2011年4月3日
- 読了日 : 2011年4月3日
- 本棚登録日 : 2011年4月3日
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