言わずと知れた社会派ミステリの金字塔。上巻は刑事の執念による草の根捜査から徐々に事件の核心に迫っていく展開が非常にスリリング。しかし、下巻は一転して科学捜査に傾倒。結局、科学捜査により解明されるオチは少々興冷め気味。
犯人が素性をひた隠しにする理由についても、もう少し掘り下げて欲しいと感じた。テレビドラマや映画がヒットしたのは、その辺りの描写を原作よりも深めているからではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年3月29日
- 読了日 : 2011年3月27日
- 本棚登録日 : 2011年3月29日
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