注!――以下重大なネタバレを含みます。
■……ってことは、この物語りが始まる前の段階で、ヘル・フレッツのもとにガレロン(正体はメルラン)が無記名株(ハイリガーのではなくマガンハルトの)を持っていったとき、そこに記載されている株数(1,360株ではなく1,320株)をフレッツが確認さえしていれば、その時点でメルランのこの計画はおジャンになっていたということなのか?
■……メルラン本人もフレッツがそれをチェックしないことに確信があったというのか? ……いやそれよか、この大掛かりなたくらみが仮に成功してマガンハルトが殺害されていたとしても、実際1,320株しか手持ちがないうえで(フレッツも同数の1,320株を持っている)メルランには一体何ができていたというのか?
■登場人物はみな類型的でよくあるタイプのやつ。シトロエンDSを見習って、「ひじょうにすぐれた」かつ「たいへん変わった」キャラであってほしかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー・サスペンス
- 感想投稿日 : 2023年4月19日
- 読了日 : 2023年4月14日
- 本棚登録日 : 2023年4月14日
みんなの感想をみる