言わば至近未来警察小説。
ドラグーンというSF的なガジェットはあるが、中身は、国際化する犯罪に対する治安維持の難しさや警察組織の問題点について提起しているものと考えられる。
そちらを主題におくためドラグーンは主役ロボなどではなく、警察に外部の人間を受け入れる要因として必要な舞台装置であることが分かる。
先へ先へと読者を引き込む筋立ては、シリーズものを手がけてきた経験がなせる技か。
設定さえ飲み込めれば、どんどん読んでしまう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2011年5月14日
- 読了日 : 2011年5月14日
- 本棚登録日 : 2011年5月14日
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