サクラ咲く (光文社文庫 つ 16-1)

著者 :
  • 光文社 (2014年3月12日発売)
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本棚登録 : 5849
感想 : 457
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仕事の繁忙期からようやく抜け出し、久々の読書です。
いずれも中高生が主役の話が3つ。
『サクラ咲く』ある日、図書室で借りた本の中に見つけた「サクラチル」のメモ。
自分と同じ本を借りている誰かがメモを挟んだのか?メモを入れているのは誰か?そして、思い切って、自分もその見知らぬ誰か宛にメモを入れてみる。そこから始まる知らない相手との手紙のやり取り。
自分の意見をはっきり言えず、周りに流されてしまう自分がイヤで、でもなかなか変われずにいたマチが、その手紙のやり取りをする中で、少しずつ変わっていく。
自分が変わることは、周りが見えてくるということでもあるなぁとつくづく思う。
辻村さんの物語は、最後に希望があると思わせてくれる。
中高生にもおすすめです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年5月4日
読了日 : 2023年5月4日
本棚登録日 : 2023年5月4日

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