ちょっと気になったのは挨拶の仕方で、市井の人は中国式の挨拶をしていたのでしょうか。うーん。
藤原が力で日本の富も力も得ようと跋扈する時代、筆と正義で歩く菅原道真と、史実でも一二を争うめちゃモテイケメンなれど処世術と魅力で大切なものを守り歩く在原業平という賢さ2大巨頭が、物怪、妖で解決されそうな難事件を冷静に勇気をもって解決してゆく推理ドラマIn日本史。私の読書はまだまだ途中ですが。
道真イコール天神様はあまりに東風吹かば〜 が有名ですが
海ならず たたへる水の底までに きよき心は月ぞてらさむ
【現代語訳】
月は、海の水の底まで照らすように、清らかな私の心も照らし出してくれるだろう。
心だに誠の道にかなひなばいのらずとても神やまもらむ など、句は道真の人と正義を信じる実直さを残していて漫画の彼を私には彷彿とさせます。
帝の子を産み藤原の道具にされるべく屋敷に幽閉されている高子姫を処世術を駆使して己が才も想いも隠して守る少将業平もまたイメージ通り。ふたりの関係性を見ていてちょっとアニメ一休さんと新右衛門さんとの関係も思い出しました。帝の血筋はこの場合一休さんではなく新右衛門さんですけど。
ふたりを取り巻く登場人物もまたみんな事情がありながらも懸命に生きていて魅力的です。まだ続いています。平安の御代でも帝から実質権力を奪って思い通りにしようと暗殺や暗躍ばかりの応天の門の内。善良なだけでは生き残れないのはいつの世も同じなら、強かさと実直さ、ふたつとも持ちたい。そうして良きものを少しでも多く守れたら歴史を継いでいるとも言えるでしょうか

2024年3月9日

ネタバレ

漫画との温度差が私はありません。
東大→官僚になって能登、鈴市を守るべく東京の高校に進学したみつみちゃんが主人公。そう、震災で被害の大きかったところで今月能登応援編の10巻が出るので買います。(⚠️ 作者高松先生がXで、応援版は1280円くらいで2000円弱に誘導するamazonのものは偽物で新たに正式が出たら教えて下さいます) 東京に先に出てスタイリストをしているおじ(おば)さんのお家に居候。入学式で迷い駅で凍っていたみつみを偶然見つけて声をかけて学校に連れていった志摩くん。入学式がだるくてどうでもよかった志摩くんだけど一緒に辿り着いたみつみは総代だったことを壇上のみつみを見つけてはじめて知る。この偶然がなければ全員の入学式が違うものに。ここから始まったみつみちゃんの高校生活がすごく淡くて切ない既視感でいっぱい。この懐かしい青い温度がすごく尊いです

2024年3月9日

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カテゴリ ゲーム
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