やべーの読んじゃった!!!!!!
三島由紀夫が21歳、川端康成が47歳の初春から手紙のやりとりが始まるんですけど、最初は三島由紀夫も大学生だから、
「試験終わりました!」
とか
「就職試験落ちちゃいました」
とか書いてるのね。可愛いかよ。
大学生らしく、熱い文学論とか語っちゃって、めっちゃ可愛いの。
もーーーーーー可愛い。
それがね、どんどん大人の男になっていくの……エモ……
結婚して、子どもが産まれて……
人生……
でも私はあらかじめ、「三島由紀夫は切腹して死ぬ」っていうネタバレをされてるわけですよ。
読み進めれば読み進めるほど、三島由紀夫の死が近づくわけです。
ページをめくるごとに断頭台の階段を一歩ずつのぼってるような気分で、情緒がエライことになった。
三島由紀夫の死の前年。
196ページに載ってる、昭和44年8月4日付の三島由紀夫から川端康成に宛てた手紙。
読んでーーーーー!
ほぼ遺言。つらい。
きっっつい。なぜ?なぜ死ぬ???
死の際に居る人間の文章といえば芥川龍之介の『歯車』が「わーーーー!!!!」って感じだったんですけど、それ振りに「ああ、死ぬ。この人死ぬんだ。」って感覚を味わった。
読んでーーーー!!!!
みんな読んでーーーー!!!!!
巻末の佐伯彰一さんと川端香男里さんの対談もすんごかった。濃厚。
本の最後に、川端康成・三島由紀夫両名の年譜が並べられてんの見てボロッボロ泣いた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年10月13日
- 読了日 : 2021年10月13日
- 本棚登録日 : 2021年10月13日
みんなの感想をみる