第六大陸 1 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-1)

著者 :
  • 早川書房 (2003年6月1日発売)
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西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ――極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。起動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する過酷な環境だった――民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工!
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SFって面白いんだな、と思い始めてる。小川一水さんの作品はこれで二冊目。
SFがサイエンス・ファンタジーなのか、スペース・ファンタジーなのか、スコシ・フシギなのかさえよく分からなくて敬遠していた。ムズカシイお話しなのだと。SF映画のイメージが、虫の形をした宇宙人との戦闘だったり、宇宙を股に掛けて繰り広げる戦争だったり、そのせいかも知れない。
そういうのもあるだろうけど、それだけではないらしい。
月に「私の基地」を建てたい少女と、それを支える祖父と青年。そして、様々な分野でそれを実現しようとする人たち。下巻で物語がどう着陸するのか、楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年10月28日
読了日 : 2013年10月28日
本棚登録日 : 2013年2月28日

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