火の鳥 1 黎明編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1992年12月8日発売)
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本棚登録 : 2004
感想 : 228
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図書館で。
子供の頃、家にあまり漫画が無かったので図書館でよく手塚治虫を読みました。火の鳥は大体読んでいると思うけれども、スゴイ作品だなぁ子供心に思ったのを覚えております。話も覚えているのだけれども、改めて読むとこれは日本が日本という国になる前から未来へつながり、さらに巡る壮大な宇宙の話だったんだなぁと今更気が付きました。ホント今更。日本になる前から、そして未来に至るまで火の鳥は人の争いや営みを傍観していたんだなぁと改めて思いました。やっぱり火の鳥スゴイ。

クマソと邪馬台国ヒミコと、さらに出現するヤマトの戦い。青年が家族のみで構成された世界から飛び出す辺りはとても強く残っております。ここからまた、人の集団が出来るんだろうな、と。
戦いで一つの国が滅ぼされても、根絶やしにすることは難しい。女性の子供を産み増やすという能力を改めて思い知らされるような気がします。今回、きちんと読み直そうと思っているので、全部続けて読むとさらに見えてくるものがあるのかなぁと楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年4月30日
読了日 : 2022年4月30日
本棚登録日 : 2022年4月30日

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