阪神大震災と台湾の震災を超えて日本の女性と台湾の男性の話が進んでいく。台湾新幹線の建設チームに選ばれた女性が台湾に赴任することから物語は始まる。かつて台湾を旅行した時、出会ってその後連絡が取れなくなった大学生がいた。大学生は建築会社に勤めて日本にいる。二人が再会するまで、そして一緒に生きていく覚悟をするまでの物語。
他に新幹線建設チームの先輩。元建設会社勤務で台湾生まれの老人。台湾人青年。からの目線でも語られる。
筆力があるから読んでしまうけど、二人の目線で描いて欲しかった。台湾の事情、老いること、働くこと、恋すること、愛し合うことが散りばめられていて、最後にじんわりとした感動があるのでこれもありか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年8月1日
- 読了日 : 2015年8月1日
- 本棚登録日 : 2015年8月1日
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