霧のむこうのふしぎな町 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年12月16日発売)
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本棚登録 : 1824
感想 : 150
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大好きな霧のむこうのふしぎな町。
愛蔵版を買うか迷ったので読み直す。
ああ、やっぱりいいなあ。買いだなあ。

霧のなかから繋がる不思議なまち。
「働かざる者食うべからず」と言われ、
見知らぬ町で働きはじめる6年生のリナ。
霧のなかの町の景色と、
赤と白の水玉の傘、
四季のお花が咲き乱れる庭、
風景の描写が良い。とってもよい。

うるさい「おうむ」にうるさい雇い主、
料理上手なコックさんや発明家など、
登場人物も魅力的で、なにより嫌な奴がいない!
(ピコットさんも嫌なやつ、じゃなかったもんね?)

最後の最後のところが
本当にほっとして、そこがいいんだよなあ。
「終わりだけど、終わりじゃないよ」っていうところ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月4日
読了日 : 2021年3月4日
本棚登録日 : 2021年3月4日

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