今一度文章の書き方を学ぼうと再読。
流麗な文体こそ、識字率の低い現代人の読書に耐えうるものだと思う。
気をつけたいのは、流れるような文体=緩慢な文体という単純な話でもなく、カチッとした冷たい文体のわりに気が抜け、どこか締まりのない文章も多くある。
谷崎が言う流麗と簡潔どちらも、どれだけ余分な言葉や助詞を切れるかが重要になる。
あとやっぱり調子や含蓄。
この人は音すらも文章で作り出す。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月11日
- 読了日 : 2023年10月11日
- 本棚登録日 : 2023年10月11日
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