文章読本 改版 (中公文庫 た 30-28)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年2月18日発売)
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感想 : 151
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今一度文章の書き方を学ぼうと再読。
流麗な文体こそ、識字率の低い現代人の読書に耐えうるものだと思う。
気をつけたいのは、流れるような文体=緩慢な文体という単純な話でもなく、カチッとした冷たい文体のわりに気が抜け、どこか締まりのない文章も多くある。
谷崎が言う流麗と簡潔どちらも、どれだけ余分な言葉や助詞を切れるかが重要になる。
あとやっぱり調子や含蓄。
この人は音すらも文章で作り出す。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年10月11日
読了日 : 2023年10月11日
本棚登録日 : 2023年10月11日

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