戦後直後の昭和の時代に書かれた短編集。
どの短編も暗く重々しいが、敗戦による日本全体に横たわる喪失感と、太宰自身の絶望感がクロスオーバーする。
現在とは時代背景は異なるが、義を得として、ひたすら空虚に向かってひた走る心情は今の日本と相似をなす。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年4月19日
- 読了日 : 2023年8月21日
- 本棚登録日 : 2019年4月10日
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