物語の中のミステリーは
・事件の真相
・主人公神谷の現在に至るきっかけの事件について
・他登場人物の背景(特に永井、保井)
物語前半は
過去を引きずる神谷の考え方・言動がすごくいらつく
神谷の言葉に都度反応してしまう保井の気持ちが分かる。
神谷は沸点が低いのか、正義感が強いのか「あーあ…」という印象。
しかし、頭のキレ具合は群を抜いている
後半の保井とのやりとり以降、かっこよさを感じた。
事件は腹が立った
犯人に、警察に
『我が身が一番』それは誰もが思うことで悪いことでは無い。そう思えない人は危機管理能力が低いとも思う。
だが、守り方を誤っている。
保井の過去は引いてしまうような過去で、
前進するには荒療治も必要とする彼女に同情した。
強く、強がらずに生きていくことはできないだろうと思った。
神谷と関係を築けて以降、お互いベタ惚れかと微笑ましく思う気持ちと
『大人の立ち振る舞い』をする2人にくすくすした。
永井の背景はまだまだミステリー
最初から結末が気になり、早く早くと
一気に読める作品だった
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月20日
- 読了日 : 2022年3月20日
- 本棚登録日 : 2022年3月12日
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