- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000022217
感想・レビュー・書評
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本というものを上手く使って表現している。
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物語って考えだしたときに、ふと以前読んだこの本を思いだした。
読み返してみると、覚えていないことが多く、というか大半を占めていて人間の記憶なんて、と思った。
買ってもいいくらい。
物語について、よりも、結婚そのものについて、のところが今回は印象に残った。
欠落を埋めるために結婚するのではなく、欠落は結局のところ一人でしか埋められなく、自分はどのようなところが欠落した人間なのか知るために一緒にいる、
というようなことを村上春樹が言えば、
結婚はおもろいもので、この世におもろいもので苦しみを伴なわないものはない、
というようなことを河井隼雄は語っていた。 -
思っていたよりおもしろかった。ちょうど知り合いに「ねじまき鳥クロニクル」が面白かったと聞いたところだったので、やっぱり読んでみようかな。
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請求記号:140.4/Ka93
選書コメント:
めずらしい?村上春樹の対談本です。日本を代表する心理療法家河合隼雄との語らいの中で探られる、小説とは?癒やしとは?ものがたりや心理学、無意識などに興味を持つ人におすすめします!
(図書館学生スタッフ) -
2015年7月15日読了。
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20140119読了。
真っ当な対話。 -
村上春樹が京都まで出かけ、京都大学名誉教授である心理学者、河合隼雄氏に会い、2日間にわたって、対談した本。
1995年の対談ということで、テーマとしては「地下鉄サリン事件・オウム真理教」、それに村上春樹の著作「ねじまき鳥クロニクル」について多く触れられていた。別の言い方をすればテーマは「現代社会(当時の)と心理学」といった感じだろうか?
けっこうね、難しかったです。対談名だけに、お二人の知的レベルが基準になっているので、ボクなんかが読んでいて、けっこうあっぷあっぷの部分も多かったです。この対談を読んで思ったのは、村上春樹の作品に対する自己解説ってのは聞きたいようで、実は聞きたくないということ。村上春樹の小説は非常に多重的で深いのでなかなか理解できない部分もあるのだけれど、やっぱりそれは再読を重ねながら自己流で理解したいのであって、解説されちゃうとなんとなくミステリーの犯人を先にきいてしまうようなしらけを感じかねない。
村上春樹が普段は自分の作品を読み返さず、自分の作品についてもコメントしないという意味が分かります。 -
小さいサイズのくせに、真ん中に本文があって、上と下にそれぞれ村上春樹と河合隼雄の補足があって、1行が短くて改行がやたら多い。内容以前に読みにくい。
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80 河合先生のco.の実際
82 結婚は井戸掘り
102 体が入る、壁抜け…(今の私⁇)
今、読むべくして読んでいるような感覚です。
126偶然を契機によくなられるんですよ…
140 治るばかりが能じゃないんですよ。そうでしょう、生きることが大事なんだから。…
198各人はそれぞれの責任において、自分の物語を創り出していかねばならない。
その当時の若者や30 40代について書いている様子。