星の王子さま (岩波少年文庫 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140019

感想・レビュー・書評

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  • 5年程前に購入したまま放置していました。もっと早く読めば良かった。渡り鳥を見習って旅に出た王子さまと、飛行機を砂漠へ墜落させて遭難してしまった主人公のお話。地球へ来るまでの星で印象に残ったのは実業屋の星かな。きつねの台詞も好きですが、王子さまがお別れの時に主人公へ語る場面がお気に入り。薔薇は王子さまと再会した後、以前と同じように我が儘を言ってそうだな。でも以前と変わって我が儘の後は王子さまに不器用ながら謝り、王子さまは笑って許してたりして…。そんな日常を送ってそうだな〜。優しさ溢れる物語でした。

  • いちばんたいせつなことは、目に見えない。

    日々の忙しさとかで、つい忘れてしまいがちな大切なコトを思い出させてくれる(言葉とかではなく、ココロに直接ささる感じ。)本で、読み始めから泣いてばかりだった。

    ココロが疲れた時、悲しいコトがあった時とかにも、きっとココロを癒してくれる本だと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ココロに直接ささる感じ」
      だから、心に残るのでしょうね、、、
      「ココロに直接ささる感じ」
      だから、心に残るのでしょうね、、、
      2014/03/26
  • 「読書が趣味」と公言するなら当然読んでなくてはいけない本をけっこうスルーしている私。というワケでいまさら読んでみた。
    大人になってしまったけど、この本の素晴らしさは理解できる…多分。ああでも、小学生の内に読んでおきたかった。大人はバラやバオバブの木が何を暗喩してるのか、いちいち理解しようとするからいけませんね。
    生きる上で忘れてはいけない大切なことを純度100%、まじりっけなしのまま、ぎゅうっと結晶化したような本です。

  • 大切な本です
    いつまでも読み続けたい一冊

  • 何回読んでもいいなあと思う本。

  • 一番初めに読んだ星の王子さまが内藤濯訳でした。
    くせはやっぱりあるけれど内藤さんの訳が好きです。

    とくに「ひまつぶし」という訳が一見無粋にみえますが好き。

    内藤濯さんの訳が良くて、縦書きがよかったのでこちらを買いました。

  • あるおとなの人にささげたというこの本には、
    「そのおとなの人は、むかし、いちどは子どもだったのだから・・
    中略・・しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。」
    ということばがそえられている・・
    訳本だからか、もともとなのか、作者の空想が素晴らしすぎて、
    ことばのやりとりが理解できないところもありますが、
    ところどころに素敵なことばが、ちりばめられていて・・
    「そうだよ、家でも星でも砂漠でも、その美しいところは、目にみえないのさ」
    「たいせつなことはね、目にみえないんだよ・・」
    「花だっておんなじだよ。もし、きみが、どこかの星にある花が好きだったら、夜、空をみあげるたのしさったらないよ。どの星も、みんな、花でいっぱいだからねえ」
    この調子で、水のことも、音楽をきくようだったね・・・と・・
    訳者あとがきにある・・「いつまでも子供ごころを失わずにいるおとなこそ、ほんとうのおとなであることを、子供にもおとなにも知らそうとしたところにあるのでしょう・・」
    たくさんのことばがありますが、「子供ごころのあどけなさを失わずにいる人は、それだけ物事を見る眼にこだわりがないはずです。」
    が、相変わらず、ガツンと・・!!

  • 目に見えないたいせつなものに思いを馳せることができる大人になりたい。

  • 大人になって読んだ。今だから気づくのか、こんな重要な本を読んでこなかったことに驚愕。
    「見えていること」だけに目を奪われない、背後の真実にまで想いを巡らす。何かが美しく感じるのは、美しくしている何かを隠しているから、ということ。
    この本の背後にあるもの、美しく感じさせるものは何だろう。

  • 〝世界でもっとも読まれている本〟??を恥ずかしながら初読。なつかしき岩波少年文庫版を手に取る。「読書せよ」とうるさかった父に与えられて何冊も読んだ記憶があるが、文庫番号001(!)の『星の王子さま』は、父の好みではなかったのだろうか。並製の文字どおりのペーパーバックの時代に、『三國志』や『水滸伝』、『指輪物語』などを読んだ記憶が蘇る。

    お話しは「成長と共に失ってしまう子供のこころの大切さ」を寓話仕立てで連ならせる、ということだが、翻訳によるものなのか、どうもぎごちなさというか、無理矢理さのような、大人による子供目線の物語、という位置を脱却していないように感じた。

    自分は子供だって無垢さを武器にしたしたたかさを持ち合わせている、と直感的に感じているからか、こうまで子供心を持ち上げることに、どうも抵抗を覚えてしまう。

    子供を良い、と思うのは、大人がだめだ、と思うことの裏返しなのでしょう、どうも虚しさを感じてしまう。

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著者プロフィール

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。1900年6月29日、フランスのリヨン生まれ。
幼少の頃より飛行士に憧れてその職につく。飛行士と兼業して、飛行士の体験をもとに『南方郵便機』、『夜間飛行』などを発表。
第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版。同年軍に復帰し、翌1944年7月31日地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶つ。
その行方は永らく不明とされていたが、1998年地中海のマルセイユ沖にあるリュウ島近くの海域でサン=テグジュペリのブレスレットが発見される。飛行機の残骸も確認されて2003年に引き上げられ、サン=テグジュペリの搭乗機であると最終確認された。

サン=テグジュペリの作品

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