- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140187
感想・レビュー・書評
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懐かしい、小学生の時読んだ!もう大学生だけど結構内容も覚えてたし、なにより読んでる時のワクワク感は今でも思い出せるのが嬉しい!児童書だけど再読してみようかな〜
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こんなにも純粋なチビッ子どもが昔はいたんやなぁ、、というのはおそらく幻想だろうけど、多分、著者の願望が色濃く反映されているんだろうけど、にしてもなかなかである。
ベルリンに着いていきなり構築されるチビッ子どもの輪。これがもう怒涛のように広がっていって、あれだレミングスとかピクミンみたいなイメージ。このチビッ子どもが最後にワルモノを捕まえるシーンとか、もうわちゃわちゃとしてるのよ。何これ楽しそう。
そして最後のおばあちゃんの演説もちょっと異色というか、なんでこんなこと言わせにゃいかんのか。検閲なのか。
と、色々と時代がかっていて楽しげで好きなのだった。 -
エーミールとベルリンの男の子達が、エーミールのお金を盗んだと思しき犯人を追うお話。エーミール達はてきぱきと作戦をたて役割分担し、勇ましく頼もしい。
(エーミールが自分の悪戯に罪悪感をもつところとかもリアル。)
登場する大人達も含め、世の中こうあって欲しい、という祈りや願いがこめられた物語のような気もする。 -
ベルリンの少年探偵たちに万歳!
エーミール、グスタフ、教授といった個性豊かで魅力的な少年たちが活躍する。冒頭も面白い。お話の世界(エーミールの世界)が現実(作者のいる世界)と繋がる瞬間が面白い。-
「ベルリンの少年探偵たちに万歳!」
子どもだった頃、とってもワクワクしながら読みました。ケストナーの登場人物への目配りが素晴らしい。。。「ベルリンの少年探偵たちに万歳!」
子どもだった頃、とってもワクワクしながら読みました。ケストナーの登場人物への目配りが素晴らしい。。。2014/04/25
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私的岩波少年文庫Best3の一つ。
私はこの本で正義感を学び身に付けた筈が、今では、、、恥ずかしくて再読出来ないかも。。。
読んだのは池田香代子訳じゃなく、小松太郎訳。-
はじめまして。紅茶といいます。コメント&情報提供ありがとうございます。「翼の王国」の稀書探訪についての回答は、きちんとした回答を下さった方が...はじめまして。紅茶といいます。コメント&情報提供ありがとうございます。「翼の王国」の稀書探訪についての回答は、きちんとした回答を下さった方がいらっしゃったのですが、私が本棚整理のために質問を締め切った際に、サーバのエラーかなにかで、別の質問の回答とごっちゃになっちゃったようなのです。指摘されて初めて気づきました。ありがとうございました。2012/02/17
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鹿島茂の著書の話ですが、「子供より古書が大事と思いたい」にも古書の話が載っていたのを忘れてました、、、もうご存知かとは思いましたが、、、近々...鹿島茂の著書の話ですが、「子供より古書が大事と思いたい」にも古書の話が載っていたのを忘れてました、、、もうご存知かとは思いましたが、、、近々「増補新版」購入予定です。。。2012/03/06
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小学生のときに読んだなぁ、と懐かしくなってまた読んでみた。当時の記憶はほとんどなく新鮮に読めた。
登場人物がみんな素直で可愛らしくて、特に、エーミールのお母さんはエーミールのことをとても大切に思っていて、エーミールもお母さんをとても愛しているんだなぁということが伝わってくる。
最後の方のシーンで、エーミールのおばあちゃんが、ずっと電話番をしていたディーンスタークを褒めていて、とても良いなと思った。エーミール、教授、グスタフが目立ちがちだけど、100人の子どもたちがみんな自分たちの役割を担ったからこその成功だったんだなということがよく分かる。
全体を通じて感じるのは、作者のケストナーが子どものことがとっても好きで、自身も子どもの頃母親に愛されて来たんだろうなぁということ(訳者後書きをみるとたしかにそうだったらしい)。
登場人物や作者自身の、色んな愛を感じられる作品でした。 -
子供の頃、ダントツで好きだった本の一つ。
ウィットに富んだ文章とわくわくする展開の痛快な物語だけれど、その中に織り込まれた子供と親の悲哀、愛情が胸を打つ。
この小説のことを思い出す時、私の頭に一番最初に浮かぶのは、犯人を捕まえるところではなく、追跡するところでもなく、汽車の客室でエーミールが泣く場面だ。
それから、エーミールと教授くんが互いの家庭について話をする場面。
楽観的で無邪気、という画一的な想像上の子供ではなく、地に足のついた子供の心情を描いた場面だと思う。
子供の私が児童文学者の中で特にケストナーが好きだったのは、彼は優等生であろうとすることを否定しないからでもあった。
児童文学の多くは、学校の成績など気にしない、もしくは勉強は不得意である子供には素敵な冒険が待っていて、優等生であろうとする子供はそれをただ見ているだけ、というパターンが多い。
「長靴下のピッピ」などがその典型だ。
それらの本が悪いわけではなく、全く逆で、私はそういった本も大好きだった。
ただ、私は自分がピッピではなく、置いて行かれる兄妹の側であることをわかっていた。
そして、実際優等生だったかどうかはともかく、そうあろうとしていた、というかそうあろうとするより他になかった私には、いつもそれらの本は喜びと共に痛みをもたらしたのだ。
けれど、ケストナーはどういった子供にも物語を与える。
エーミール、教授くん、グスタフ、性格の違う彼らそれぞれに、そしてこの本の素晴らしいところは、最後にもう一人、意外な子供を讃えるところだ。
何度読んでも心を満たす、良い作品だと思う。-
「意外な子供を讃えるところだ。」
ウルっとしてしまう、、、本当にそうなんだよね。。。「意外な子供を讃えるところだ。」
ウルっとしてしまう、、、本当にそうなんだよね。。。2014/04/17
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小学生の頃、何度も読み返した本。本当に面白くて、ワクワクしながら読んだ。50年以上経っても、今だに数々の場面が浮かんでくる。小学生の時にこんな素晴らしい本を読めたのは幸せだったなあと思います。