- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003101353
感想・レビュー・書評
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正岡子規が、喀血と闘いながら、死の直前まで書きとめた日記。
脊髄カリエスで耐えがたい痛みで寝返りも打てぬ病状のなか、タイトルどおり仰向けの状態で日々の生活を写生したという。
”坂の上の雲”に、正岡子規が無名歌人に対して送ったこんな手紙があったそうな。
「血をはきし病の床のつれづれに
元義の歌よめばうれしも」
まったく、「人間というこの痛々しいいきものは、どうやら仕事をするために生きているものらしい。」というフレーズが悲痛にも伝わってくる。
三度の食事の内容が記録されたり、直筆の俳句や水彩画が挿絵として載っていたりと、非常にユニークな作品でもあるが、かえってリアルなだけに当時の様子がありのままに感じ取れる実に貴重な一冊です。 -
36ページまで読了。
記録の凄み、ですね。
また、読みたくなったら続きを。 -
2010.4.24購入
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子規さんが好きなのです。
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小谷野敦氏推薦
※ワイド版岩波文庫あり -
寺田寅彦が「仰臥漫録には一種の喜劇性すら感じる」と述べてたのにものすごく納得した。
底抜けに明るく、でもその反動で時々現れる悲壮感や絶望が読んでいる人に大きなダメージを与える、そんな日記です。
ただ、食べすぎ(笑) -
病床の床で子規で見たもの、食べたもの、会った人、起きた出来事。。
いしいしんじさんが紹介していた新聞記事を図書館で見かけて。