マクベス (岩波文庫 赤 205-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003220528

感想・レビュー・書評

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  •  河合先生が訳したマクベスを読んでみたので、今度は岩波文庫のマクベスを読んでみた。河合先生の方が口に馴染みやすい気はするが、別にこっちのマクベスが特段読みにくいということもなく、やっぱり面白かった。あとがきとして「『マクベス』を読む」という、訳者が91年に公開講座でしゃべったもの、というのが収録されており、これも話し言葉で読みやすかった。(18/05/20)

  • 2005年版の映画マクベスが面白かったので岩波版にチャレンジ。
    映画のビジュアル体験の助けもあって楽しく読めた。
    音読しながら読み進めるとシェークスピアの世界に没入できます。
    関係ないですが、シェークスピアと徳川家康の没年が同じく1616年というのは面白いですね。そんな大昔の書いた戯曲が今でも繰り返し読まれ上演されている、というのはすごい。

  • 木下順二訳で読んでみた。本人による解説でなるほどと思う部分が多かった。きれいは汚い、汚いはきれいっていうのはけっこう名訳なんだなと思ったが、その後のつながりから言うと十分ではないというのもわかった。古典は深い。

  • 人間社会に潜む闇の部分を描いた。
    本書では、権力欲や保身のために人の命が奪われるということが極めて簡単に描かれます。主人公までもが最後に殺害されるという結末。3人の魔女も謎めいていて、どこか不気味な作品です。

  • 解説にもあるが、実際のマクベスは10年以上スコットランド王位にあったわけで、時間や距離をぐっと圧縮している。

  • そこまで盛り上がりがあるような話ではないが、巻末の解説でシェイクスピアの技巧が解説されており興味深かったため、読書 ⇒ 巻末の解説を読む ⇒ 読書 の流れで読むくらいのつもりで考えたほうがよいかと思った。

  • 如何に人間が欲に翻弄されやすく、それによって性格がネジ曲がってしまうかを(極端ではあるものの)うまく描いている。


    あの臆病なマクベスが、権威欲しさや維持のために殺しもなんとも思わなくなるほどに...

  • 1度読んだだけでは物足りない深い作品。シェイクスピア全盛期ということもあり、ことばに力がある。

  • マクベス読破。決して面白いストーリーではなく、段々陰鬱になっていく展開である。名作として知られているだけあり、舞台で見てみたいと思った。また、マクベスには元となる歴史書のようなものがあり、年代記というらしい。こちらも是非読みたいと思った。

  • マクベスについては、自業自得感が否めない。リア王の登場人物と比較すると深みに欠ける印象。

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著者プロフィール

1564-1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている。

「2019年 『ヘンリー五世 シェイクスピア全集30巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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