- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003279014
感想・レビュー・書評
-
悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009-03-00
-
2008年12月17日~19日。
「追い求める男」はむさぼるように読んだ。
なんか読んでいて切なくなってくる。
「南部高速道路」は最近読んだ短編の中でも最上級に面白かった。
それにしても、とんでもない渋滞だ……。
残りの短編も結構面白いのだが、この二本と比べると、今ひとつ僕にとってインパクトが欠けていたかと。
それでもこの2本の短編だけで星5つの価値あり。 -
「南部高速道路」のみ読んだ。
現実から現実離れした状況までが滑らかにつながった世界が自分が触れたことない雰囲気を持っている。 -
泉
-
初コルタサル。最近の米文学は奇想系が多いがずっと前にこんな名作があった。南米マジックリアリズムより西欧的なシュールさ。チャーリー・パーカーをモデルにした「追い求める男」のジャズの音色といい「南部高速道路」といい名作。
-
続いている公園
パリにいる若い女性に宛てた手紙
占拠された屋敷
夜、あおむけにされて
悪魔の涎
追い求める男
南部高速道路
正午の島
ジョン・ハウエルへの指示
すべての火は火
幻想的な非日常が、日常を侵食していたことに気づいた瞬間に訪れる不安。 -
現実が非現実世界へと繋がったり、
変化したりする幻想的な短篇10篇。
“占拠された屋敷”、“南部高速道路”が最高。