- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004160045
感想・レビュー・書評
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数学の今ある定義や公式を、どの様に発見したかを歴史をたどって説明。丁寧に解説してくれるので、難なく読み進めると思うし、これまで当然と思った定理も大事だと認識できる。
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本書では主に,数(実数,複素数),代数,図形について解説している.
過去から現在に至るまでにこれらの数学の概念がなぜ誕生したのかその背景と目的が明確に書かれている.これは、自分がこれまでに読んだ数学の教養書では書かれていない内容であったので非常に興味深いものであった.
「もっと早く出会いたかった」と感じさせてくれる本でした.
下巻にも期待したい. -
独特の語り口であるが、面白い。教科書ではなく、読み物として良いと思う。
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機械作業として遂行してしまいがちな除算の概念が数学的視点でわかりやすく解説されているらしい。
「お勉強」はともかく、息子が「思考の面白さ」を見出すためのお手伝いが将来何かできればいいなと思っている。 -
有名な数学者や歴史的背景の中で、掛け算や分数、並行などの数学の基本的な概念を説明してて分かりやすかったです。英語で掛けると増えるは同義(multiply)である理由が、分数にあるのは面白いと思いました。
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粘度の不便さが簡潔な記法を生んだ。
文化の進歩は一直線ではない。
整数の×と分数の×の意味は違う(多態、generic function)。
数えるのが分離量、測るのが連続量。
分数と小数の違いの裏には割り算に対する考え方の違いがあった。 -
数学に引き込まれたきっかけの一冊 まさに良書
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数学の黎明というか萌芽というか…。
割と拒絶反応を出さずに読めた。教科書の各章ごとによくある導入部分を歴史的に掘り下げて解説してある感じ。初版が50年前ってのも凄い。