数学入門 上 (岩波新書 青版 363)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004160045

感想・レビュー・書評

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  • 数学の歴史から数学者のエピソードまで書かれてあり、著者の博学さが伺えます。学生時代に出逢っていたら?ちょっと数学に対する考えが変わったかも

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    数学は試験のためにだけ必要なもの、卒業と同時にさっぱり忘れてしまうものではなかったか。しかし今日数学はあらゆる分野に活用されている。現代社会に活動するすべての日本人に必要な数学の知識を、日常生活の論理に定着させて分りやすく説き、会社経営や商品販売は勿論、家庭生活にも豊富な知恵とアイディアを提供する。
    目次
    1 数の幼年期
    2 分離量と連続量
    3 数の反意語
    4 代数―ずるい算数
    5 図形の科学
    6 円の世界
    7 複素数―最後の楽章

  • さまざまな歴史のエピソードも踏まえて、数の基礎をじっくりと考察していく本。

  •  久々に必読級の点を与えられる本に出会った感じがする。

     とにかく面白いので、読むべき。

  • 中学校の頃に読んでおけば・・・と思える本
    算数から数学へと変わる時期に読めば
    抜群に役に立ちます

    最も,大学生もおさらいのつもりで読み直すと良いかも
    (私のことです)

  • 20080118

  • 教授に勧められて読んだ本。楽しかったです。数学が好きな人には是非読んで欲しい本です。

  • 未読

  • 数学を概観でき、とても楽しく読むことができた。「大変人間臭い数学入門になったかもしれない」という著者のことばに納得ができた。様々な分野より多くの例が引用されており、とてもわかりやすい。しかも歴史的背景の記述もおろそかにしていない。著者は数学以外にも非常に造詣が深く、感嘆するばかりであった。本書のストーリは非常にスマートであり,読み進んでいくうちに「数学」をいつのまにかイメージできてしまう感じがした。本書は1959年に発行されており、今なお版を重ねているという事実をみても、そのすばらしさを垣間見ることができる。まさに良書である。上巻で参考になった知見は以下のとおり。?一対一対応で置き換えても,分割しても,順序を変えても変わらないものが数、?数の世界が拡大されるきっかけは逆演算、?あらゆる連続量を「直線」で表したデカルトの発見、?要素への分割という考え方をもっとも早く作り上げたユークリッドの「原論」、?代数学におけるガウス・ガロアの業績、?解析幾何学への進展

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著者プロフィール

遠山 啓(とおやま・ひらく):1909-79年。熊本県生まれ。東京大学数学科に入学するも退学、のち東北大学数学科を卒業。海軍教授をへて東京工業大学教授。数学教育への関心から民間教育団体「数学教育協議会」を結成、長く委員長をつとめた。数学教育の理論と方法を開発・提唱し、その水道方式、量の理論などは、教育現場に大きな影響を与えた。著書に『無限と連続』『数学入門(上・下)』(以上、岩波新書)、『代数的構造』『現代数学入門』『代数入門』『微分と積分』(以上、ちくま学芸文庫M&S)『競争原理を超えて』(太郎次郎社)などがある。教科書や雑誌の創刊にも多く関わった。

「2023年 『初等整数論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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