愛しの座敷わらし

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 1195
感想 : 244
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  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504241

感想・レビュー・書評

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  • 座敷童のイメージが変わりました。昔は怖いイメージがあったのですが、この本に出てくる座敷童は無垢そのものです。だからこそ、自分で物事を難しくしてしまっている登場人物にとって、いい影響を与えることになったのだと思います。

  • 不思議な本。でもいつもの荻原浩の本。

  • 無垢な座敷わらしがほんとにかわいらしく愛おしい。

    座敷わらしの出現から日々の暮らしの心の持ちようで前向きに変わっていく5人それぞれも面白いし、米子さんもカッちゃんもガンコも良いキャラで楽しかった。

    最後のウエイトレスの言葉から東京での6人暮らしを想像してほっこり。

    良い本に巡り会えた。

  • 2011.12.3 初読 市立図書館

    初・荻原作品です。

    ほっこりするお話。

    登場人物の心情が丁寧に書かれていて、共感しやすく読みやすい。

    座敷わらしが可愛い。
    そういう存在だという定義づけにはなるほどなぁ・・・と少ししんみり。

    ラストのオチについ笑ってしまった。面白かったです。

  • 2011.11.26読了。

    かわいい。

  • まったり座敷なわらし話。

    • cancoさん
      なんじゃそりゃ!
      めっちゃ気になるやん、
      まったり座敷なわらし話。。。
      なんじゃそりゃ!
      めっちゃ気になるやん、
      まったり座敷なわらし話。。。
      2011/11/18
  • 父親の転勤で東北の田舎暮らしとなった一家5人。
    だだっぴろい古い一軒家には、なんと座敷童がいた・・・

    読み終わるとほっこりしてしまうような
    そんな優しい物語
    家族それぞれの葛藤や、絆の再生
    面白かった!

    ジブリで映画化されたら観てみたいーー
    ぴったりの題材だと思うんだけど

  • 荻原浩さんの得意な、クスリと笑ったり、切なくなったり、でも、最後には心温まるお話。
    バラバラになりかけた家族が、引越しをきっかけに再生して行く様子を書いている。
    家族の皆が、悩み、苦しみ、でも一生懸命なところに心が惹かれる。
    最後のオチがとても良く、読み終わってホッとした。
    全く作風は異なるが、同じ作者の「噂」なみに鮮やかなオチで感心した。

  • 「座敷わらし」がテーマの本が昔から大好きなせいもあるけど

    ちょうど良いリアリティとファンタジーで、

    読んでほっこりした。

    座敷わらしはこういう存在にしようってちゃんと決めて書いてくれたので

    本の中に矛盾もないし、

    中学生梓美の微妙な心情も分かりやすかった。

    しばらくおすすめの小説はこれになりそう。

  • 泣けました。バラバラだった家族が座敷わらしのおかげで再生していきます。自分の事でいっぱいいっぱいだったちょっとダメなお父さんお母さんおばあちゃん姉弟が、座敷わらしをきっかけにふと家族とふれあい振り返り、家族に戻っていく。ものすごく温かい気持ちになれました。こちらもありがとう。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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