- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022516732
感想・レビュー・書評
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D2Cを読んで、「世界観」がまさしく自分のキーワードだったので、
こちらの本も読んでみました。
※D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/491006303X#comment
「世界観」って結構便利な言葉だけど、すごい抽象的。。
この本を読んでも、パチッとハマるものではない。
そんな感じで少しモヤモヤしていたら、
「世界観」って(山口さんの言う)「役に立つ」側ではなく、
「意味がある」側だからかー、と妙に納得してしまった。
という訳で、ノウハウ的なものを期待している人には、
モヤモヤしてしまう本かもしれないですが、
お二人の哲学を少しでも感じ取るにはとても良い本だと思います。
山口さんの本は何冊か読んだことがあったけど、
水野さんの本は読んだことがなかったので、
この人の本も読んでみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「くまモン」の水野学さんと、数々のベストセラー本を出している山口周さんの対談ということで期待大の一冊。テーマは「世界観について語る」で、マズローの欲求5段階説からはじまり、水野さん・山口さんの考える意味・物語・未来の作り方が語られる。話題は矢沢永吉からスティーブ・ジョブス、エルメス、パタゴニア、バルミューダまでビジネス、経営、デザイン、アートなんでもありなかんじでエンタメ感満載で非常に面白い。ガッツリしたビジネス本形式ではないので、サクっと読める。
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役立つモノから意味あるモノへ、時代のニーズが変遷している。そんな時代において、なぜ世界観は必要なのか?その答えは、問題をつくるため、と語られている。ありたい姿=世界観を体現するため、現実とのギャップをどう埋めるのか?問いをたてて、改善する。正解ではなく、問題想起力が大切。企業の成功例として、バルミューダや茅乃舎、パタゴニアなどを挙げているが、私もその世界観に惹かれているファンの一人である。商品やサービスを消費することによって、ワクワクドキドキする。生活を豊かにする、心地よい暮らしにつながるそんな付加価値も意味あるモノの一つかなと思った。コアなファンに支持される企業がこれからも生き続けていくだろう。
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ちょっと衝撃的でした
日本企業がブランディング下手だよねえくらいまではまあそうなんだけど
コンサルとしてハードスキルばかり磨いてきて、それが市場価値につながると信じていたものが、ちょっと崩れた
もっと世界観やストーリーを語れる仕事につきたい、そう思った -
「世界観」という言葉は、対象が持つ、もしくは醸し出す雰囲気、みたいな意味合いで使われることが多いけど、本来はその対象が「世界をどう見るか」という視点・視角・考え方のことだ。
たくさんの会社を改革させてきた現代の名コンサルタント、そもそも確立された世界観をもつ二人のやりとりだけあってすごい面白い。
なりたい自分を持っている人が強いのは、「こうじゃない」と思ったものを切り捨てることができるからなのだなと思った。自分が存在する意味をつくり、意味を第三者と共有できる物語をつくり、その物語を実現する未来をつくるために今すべきことを選びとる。タイトルの「世界観をつくる」というのは、そうしたプロセスの結果にすぎない。世界に対する物語が揺るがない個人や会社は、独特の雰囲気を醸し出して、多くの人を惹きつけるのだなとつくづく考えさせられた。
Apple社の「Knowledge Navigator」の事例がいちばん衝撃だった。夢は(具体的であればあるほど)叶うというわけですね、Mr.ジョブズ。 -
便利から意味へ。
企業が提供しなければならないものが圧倒的に変化しているのに旧態依然とした発想、価値観で切り抜けようとしている会社の多いこと…。
気づきがいくつもあった。