- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022579904
感想・レビュー・書評
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しばらく読んでいなかった市川拓司氏の作品を読んでみた。「いま、会いにゆきます」「そのときは彼によろしく」と同じ雰囲気の作品で、期待通り読み進めることができた。ふと思ったことだが彼の作品では共通して、はじめから結末が明確になっている上で読者に物語を読ませている。そのことが、読者にとって期待通りという満足感を与えているのかなと思った。
「いま、会いにゆきます」では妻が家族からかけてしまい、この作品では息子が家族からかけてしまう。作品中でも表現されているが、息子が巣立つという意味合いを含んでいるため、「いま、会いにゆきます」のように悲しさを感じさせるような作品ではない。強引な言葉で表すと、この作品の方が比較的に前向きで、力強い印象を受ける作品のように思える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
息子が生まれてちょっとしてから読んだ本。息子の特性との関係で
なんとなく忘れられない本 -
子どもを思う親の強さってハンパない。
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素敵なお話でした。何度か、泣きそうになりました。出てくる人たちがみんないい人で。
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家族の話。面白かった。ドキドキして読めた。優しさもある。SFっぽい。
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スイミングスクールに通う弘海の脇腹にミミズ腫れのような傷跡ができたことが全ての始まりだった。弘海は水の中にいることを好むようになり、水の中にいる間は元気を取り戻すものの、病状は悪化の一途をたどる。そんな息子の原因不明の病状をネットで検索していた両親は、世界に弘海と同じような症状の子供が居ることを知り…。
(感想)
市川拓司さんの本はどれもやさしい雰囲気をもっているのですが、どうもこの結末に納得がいきませんでした。非現実的な内容は構わないのですが、私は当初この本の主人公はもう既に亡くなっているのかな、と思いつつ読んでいたため、結局家族が一緒に住みたいけれど別れて過ごすことになる、という結末に拍子抜けしてしまったというか…。家族愛を説いた作品なのだと思いますが、自分自身が留学などをして、家族と離れて暮らしているため、確かに中学生という設定で家族と離れ離れに暮らすのは大変かもしれないけれど二度と会えないわけでもなし、何を大げさに騒いでいるのだろう…と呆れてしまった、というところでしょうか。純粋さが足りないのかしら…? -
市川拓司さんが書いた本
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なんとなく漫画化されてたような気がして手にとった1冊。
だけど勘違いだったかもしれません、うろ覚えな記憶と話の内容が違ってたような・・・
自分の子供が魚?いえいえ、そういう話ではないのですが、さらっと読み終わりました。
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家族愛のあったかさに泣ける本。
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ブッククロッシング中(BCID966-6441967)