- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022646934
感想・レビュー・書評
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ぜんぜん相談の回答になっていないのがいいのかなと思った。
「私は「うれしいひなまつり」という歌が好きです」
というのが面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなかに突き抜けた人生相談。車谷さんにかかると、人生とは苦しいに決まってるのだから、嘆いても仕方ない。生きてるだけで儲けもの。食べられるだけ稼いだら、あとは困った人を助けることにつかい、貧乏するのがいいのです。といった方向に持っていかれる。まったく同じ設問で、ほかの回答者で何冊か読みたいところ。人選は、受けての方の趣味次第で。/嘆くというのは、虫のいい考えです。考えが甘いのです。覚悟がないのです。この世の苦しみを知ったところから真の人生が始まるのです。p.14/生が破綻した時に、はじめて人生が始まるのです。p.23/その結果、重大なことが起きれば、その責任はあなたが取ればいいのです。いやなことに黙って耐えるよりは、ずっと気持ちが楽になるはずです。人間世界には、楽な道はありません。p.44/不幸な人はしばしば、他人から思いやってもらうことを願いますが、その願いは、ほとんどの場合、かなえられません。ひとりぼっち(孤独)を決意する以外に、救いの道はありません。p.58/またなるだけ黙って生きていくのが良いと思います。p.94/人生はさまざまなことがありますが、自分が阿呆になることが一番、大事です。これはなかなか納得してもらえないと思いますが、かなり気持ちが楽になります。阿呆なこととは、たとえば詩や小説を書いてみるとか、流行のおしゃれやお化粧をして町の中を歩いてみるとかすることです。p.174/
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悩める者を対してさらに深いところへ誘い込むような車谷ワールド。
すごい人だ。 -
最初は新鮮さに驚いたが、一冊続けて読むと、さすがに表現の重複も多く、単調さが勝ってしまう。