天と地の守り人〈第3部〉 (偕成社ワンダーランド)

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  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035403401

感想・レビュー・書評

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  • チャグムはロタ・カンバル同盟軍を引き攣れ、半ば焦土と化しつつある故国へと向かう。
    バルサは一路、タンダを探し…。
    天と地と。この世と異界と。
    運命の糸を手繰り寄せたチャグムが得るもの。読者はその痛みと喜び、そして決意を忘れてはならないのだろう。

  • 長かったけど、最後まで飽きずに読めました。面白かった。
    なにげに食べ物の描写が好きでした。おいしそう。

  • このシリーズにのめり込んで,先を読みたさにに何をしていても手につかないほどでした。
    長いような話もあっというまに読み尽くし,今は満足したような,もの悲しいような気持ち。
    もっと詳しく知りたい!さらに先まで読んでみたい!と,「もっと」を望んでしまいます。

    とにもかくにも,これで完結。
    すべてがおさまって,ここからそれぞれの幸せな物語が新たに紡がれていくことを予感させられました。

  • 7月7日読了。

  • 大団円だよ
    読もう!今すぐこのシリーズを読もう!
    幸い話は完結しているのだよ。躊躇する事は何もない

  • 子供たちよコレ読め。と是非お勧めする話。
    心が豊かになるきっと。
    精霊の守り人ではしっかりしてても子供でしかないチャグムも最終巻ではいっぱしの青年に。
    タンダはずっと優しく懐深い。似てるものはホビット。
    バルサはずっと優しく勇ましい。似てるものはロビンマスク。
    アジア的な(東南?っぽいかな〜って思う。日本を意識されてるとかも聞きますが。)ファンタジーってそう多くないと思うのでそれもまた面白い。
    ぐっと胸を打つ場面が度々出てきてその度に自分の不出来にはっとさせられる。

  • 『蒼路の旅人』で海に飛び出したチャグムのその後。清らかな存在を全うして亡くなった父帝、血に汚れながら新ヨゴ国を侵略の手から守ろうとするチャグム。かつての皇太子に生まれたことをいやがる子どもの面影はもはやない。

    ナユグの異変は地球温暖化の危機感とダブる。

    各国の情勢がチャグムの動きでひっくり返る。些細な動きでも強い意志を持ち進んでいけば活路が開ける。ヒュウゴの生き方もしかり。シュガ、チャグムやタンダの人生観にも惹かれた。
    作成日時 2007年10月30日 03:45

  • オールスターで臨む、シリーズ最終章。
    戦乱に天災がからみ、とにかく
    今までの流れが集結して、うねりとなってラストへ。
    スケールの大きさに圧倒される。

    チャグムが妹弟を花畑へ連れて出る姿に癒された。

  • 守り人シリーズ完結編。登場人物も増え、舞台も広がったが、面白みが薄れることなく完結。後日談や外伝が読みたいが、もう少し待つとしよう。

  • 2008.03.20

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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