源平の風 (白狐魔記 1)

著者 : 斉藤洋

• 偕成社 (1996年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[くろまめさんの感想 · 2013年4月12日]

人の歴史を目撃するきつね白孤魔のおはなし。再読。大好きなシリーズで、古本屋でみかけて思わず手にとってしまった。

[dearwolfさんの感想 · 2012年10月13日]

狐が見えます。
理屈っぽく、僧侶みたいな狐。
その狐が見る人の世はどんなふう見えるのだろう。

[kaobulogさんの感想 · 2012年8月22日]

もう少し、時代考証がより忠実であればもっとはまりそう。
小学校６年生で歴史を学ぶし、そのぐらいの子どもたちに今度勧めてみよう。
２巻もとりあえず読んでみる予定。

[misakitさんの感想 · 2012年8月13日]

キツネからみた人間の不思議を描く。時は源平合戦。武士の心のあり方が分かりやすい。

[hiroppiさんの感想 · 2012年8月1日]

子供の夏休み課題図書だったので一緒になって読みました。タイトルや表紙とはうらはらに、歴史ものじゃなく、物語です…が、面白かったｗ
動物から見た人間感も結構好きです。続きも買っちゃおうかな＾＾；

[102kakuさんの感想 · 2012年5月21日]

表紙の武士の絵。タイトルに源平の文字。源平の頃の時代小説？と思いきや！ちょっとまって！この本は大河タイムファンタジーです。だって、主人公はキツネ。しかも、このキツネ、仙人の元で修行しちゃうんだよ！和風魔法使いの弟子！表紙の雰囲気に惑わされちゃいけないよ！

[kikiさんの感想 · 2012年2月28日]

白駒山の仙人のもとで修行を重ね、人間に人間の化け、言葉も話せるようになった白狐・白孤魔丸の物語。
　人間探求のに旅にでた白孤魔丸が出会ったのは、兄・源頼朝から命を狙われ山野をさまよう義経ら7人の武士たち。「兄弟なのになぜ殺し合うのか？」人間の行動が理解できない白孤魔丸だが、義経らと行動を共にするうち、人間は何かを守るために戦うのだと気づく。

[都子さんの感想 · 2011年8月21日]

子供向けの本だからこそ、人間の虚しさと切なさが、狐を通して伝わってきます。忠信は武士の誇りですね。

[miyu918さんの感想 · 2011年8月11日]

　「人間は、賢く、そして同時におろかだ。人間のことを考えるとふしぎになる。人間のことをもっと知りたい」そう考えたきつねは、里から里へ旅をする。ある寺で白駒山の仙人のことを聞いたきつねは、白駒山へ。仙人の弟子になり、人間に化ける術を身につけた“白狐魔丸”。源平合戦の時代、源義経やその家来の佐藤忠信（“狐忠信”の人だね）も登場。

[ひさんの感想 · 2010年12月29日]

小学生の頃の栄養剤

著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん　シールブック　』 で使われていた紹介文から引用しています。」