- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784038144301
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
街の雰囲気が素敵、、、
偕成社のPR
古い石畳の町並みが残るある街で、人々はそれぞれの暮らしを営み、毎日いくつもの小さな物語が生まれています。そんな物語を、彩り豊かに描き出した短編集。妖しげだったり、コミカルだったり、はたまたそっと心をやわらげるようなものだったり……。味わいの違う8つの短編が、出久根育さんの描く鉛筆画とともに綴られます。
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784038144301 -
全て世は事もなし
何にもないように見える日常生活にも、物語は隠されているわけで、、。旧市街通りに並ぶ更紗商会や占いの館、洋館には、それぞれの物語が息づいている。人は物語がないと生きていけない。このお話に出てくる物語は、非現実的なように見えるけど、それぞれの現実を物語に落とし込むことで、人は現実を生きていくのだと思う。 -
日本じゃないのよね、この街角。
日本だとちょっと不思議な話を越えて、怪談になっちゃいそう。
表紙の絵のような街角だからこその物語なんだろうと思う。 -
ふわっとしてるけど、意思をもった登場人物たちがさるするお話をすすめます。オムニバス。
-
子守のアルバイトをしている十六歳のピッパは小説家志望
子ども部屋の窓下を通る人を観察してはあれこれ想像をふくらませる
──「彼女の秘密」
更紗商会に勤めるクート君は銀鈴商会のヘロン君からふしぎな話を聞く
いなくなった銀鈴商会の社長がじつはヘロン君の飼っていた猫だという
──「社長の正体」
美しい少女になりたい、そして緑のオウムがほしいメイヴィスは
古本市で見つけた『みどりのオウム』という絵本にくぎづけになる
──「緑のオウム」
旧市街に暮らす人たちにうまれる日々の小さな、そしてちょっぴりふしぎな物語を8編、ヨーロッパの古い街並みを思いうかべながら
「へんてこもり」の“たかどのほうこ”が“高楼方子”で贈る珠玉の短編集 -
2018.12.22市立図書館(積読のまま返却)
2020.3.31市立図書館