- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041005323
感想・レビュー・書評
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長らく積んであった本ですが、
それを後悔してしまうほどに面白かったです!!
舞台は、日露戦争後の満州ハルビンが舞台。
「大陸一の売れっ子女郎になる」という夢を抱いて
この土地にやってきた少女フミ。
そして女郎を忌み嫌いながらも売られてしまった親友のタエ。
フミとタエの固い友情、そして彼女達の芯の強さ…
思わず応援したくなっちゃうんですよね~><
「酔芙蓉」の女郎達は皆、美しく逞しくて、
女性とはこんなにも強いものなのかと悲しくなってしまう程。
フミが幼い頃に出会った、危険な香りのする男・山村や、
華族出身の青年実業家・黒谷との関係もドキドキさせられます。
女郎屋が中心となるだけに、なかなか悲惨な描写もありますが、
フミの明るさ、打たれ強さに救われる感じですね。
続編を読むのが楽しみ!! -
2012.12.31 推薦者:大佐(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-253.html)
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電子書籍にて買い直し予定。
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角川文庫に移っても、ちゃんと少女小説であることに安心した。あいかわらず主人公は激動の時代や運命に翻弄されてるが、そこを懸命に生きていく様にあこがれる。少女の心を持ったちょっと大人の女性が対象かな。
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7月1日~10日
「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕 -
IIから読んでしまいました。
やっと話がつながりました。
主人公がとても魅力的です。
色々と迷うことはあれど、いつも目標に向かってまっしぐら。
ここぞというときの決断力。
時代が時代なだけに殺伐としていて、不幸なこともたくさんあるけど、どんなときでも幸せを求めて努力している姿はとても読んでいて清々しいです。 -
ジャケ買いしてしばらく手をつけてなかったのを後悔したくらい面白かった。本編後のタエの話に最後の最後で涙。登場人物の描写が丁寧で、すぐに映画化できそうだなぁ、と思っていたら案の定漫画化するんですね。「さくらん」が好きな人には迷いなく奨められる一作。
強い女の子の弱い部分を書くのがうまい作家さん。久々に作家括りで揃えたいと思えた。素敵な出会いに感謝。 -
かっこいい!!
一気読みしてしまいました。
次が文庫で出るのいつだろう?
早く読みたい。