- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041005323
作品紹介・あらすじ
「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕。
感想・レビュー・書評
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単行本のほうを読みました。実際に存在していた"からゆきさん"たちに通じるお話でした。
心苦しい気持ちになるところもありますが、苦界に生きる女たちの強さを伝えてくれます。 -
日本から大陸に渡った少女の成長物語。
彼女たちは生きていくために、自分自身を商売道具としている。
フミとタエ。まったく違うタイプの2人が支え合って、時に嫉妬し合い、強く成長する姿には力をもらった。
フミの芸妓らしからぬ強い物言いはスカッとする。 -
腹括った人は強い!
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芸妓とか遊郭とか聞いたことはあっても、実際その中がどうなってるのか知らなかったから女郎たちのあまりの人権のなさにびっくり。
続きも読みたい。 -
面白かった!
最近何かとこの時代の朝鮮に触れることが多い気がする
歴史の勉強にもなるなぁ
髪型とかいちいち調べたりして…
このおフミが千里をかけるお話。これから先どんなことが彼女をまっているのだろう。
続きが楽しみ -
二十世紀初頭のハルビンにある遊郭を舞台にしたお話
一巻部分は上製版からの再読
改めて読むと『帝冠の恋』を思い出させる急展開
必要なところは十分に描かれているのではあるが
一切脇に逸れなさすぎで恐ろしい
出来過ぎ感をもちろん感じるが
強引に力技でねじ伏せる
『アンゲルゼ』はゆっくり過ぎたのかいや違うな
これでも成り立っているのが奇形的
内容には関係ないが解説が酷く本としての価値を大いに損ねている