ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 142
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005385

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  •  第19回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞の青春オカルトミステリ。
     
    「視たくないのに視える」主人公が惚れた美少女のために、オカルト研究会に入って相談者達の心霊的な悩みをワイワイガヤガヤ解決していく青春ラブ、ホラー、ミステリ。
     文体はラノベ。現役の大学生が「掛け値なしに」とか「戸板に水」とか普通に使ってるのが、アニメの脚本を読んでいるかのような気分。キャラの動作や表情まで詳細に書いてある。本家とか分家とかちょっと厨二病入ったキャラや、こうるさい姉さんキャラ。綾波レイみたいな美少女ヒロインと、純粋な怪談やホラーを求めて読み始めると大火傷をする。
     
     話自体は1話1話がライトなノリで進む上に無理やりな設定もないので、あまり難しい本を読みたくない時には気分転換にいい。また、最初は苦手だったギャンギャンうるさいキャラクター達も1冊読み終わるまでには、なんとなくオカ研の雰囲気が好きになってくるので、続編が出るのも頷ける。かといって全19シリーズ読むかと言われれると……。

  • 八神森司は、幽霊なんて見たくもないのに、「視えてしまう」体質の大学生。片思いの美少女こよみのために、いやいやながらオカルト研究会に入ることに。ある日、オカ研に悩める男が現れた。その悩みとは、「部屋の壁に浮き出た女の顔の染みが、引っ越しても追ってくる」というもので…。次々もたらされる怪奇現象のお悩みに、個性的なオカ研メンバーが大活躍。



    角川ホラー文庫から出ていて、表紙も少し可愛らしいかんじの絵。ホラー文庫だったけど、全然怖くなかった。良かった。怖いの苦手。だけど、んんかほんわかというか青春というかラノベ的なかんじ。
    内容もホラーというよりは、少しミステリーみたいなかんじだった。


    引っ越しても引っ越しても追いかけてくる壁に浮かぶ女の顔。怖すぎって思ったけど、その理由が少し悲しい結果だった。

    小さい頃から見る同じ夢。この夢の話はしてはいけないと夢に出てくる女の人に言われるが、つい話してしまった。そこからおかしなことが起こる。が、相談者の彼女、本当に最悪。ああいう女はもっと痛い目に遭えばいい。

    格安のマンションに引っ越した女の子2人。曰くつきだったけど、最初は良かった。しかし、だんだん様子がおかしくなってくる。これ、本当に気持ち悪かった。無理すぎる。しかし、女の子たち本当に強い。強メンタルすぎない?

    ドッペルゲンガーを目撃するようになった相談者。オカルト研究会の面々に協力を仰いでドッベルゲンガーを捕まえることに。これがなんか少し悲しいというか、そういうことだったのか、と。

    降霊術をやってほしいという依頼を受けたオカルト研究会。中学生の妹の同級生が自殺してから引きこもるようになってしまった。どうにかして元に戻したいと姉が降霊術を行いたいのだ。これが1番ホラーだったわ。そんなことあるの?って。入れ替えってよく聞く話だけど。



    森司くんとこよりちゃんの恋愛模様がどうなるのか気になるところ。んーなんかじれったい。そして、ラノベぽい。ホラー文庫要素あまりない。まぁ、そういう話もあるのか。


    2023.12.6 読了






  • 特に毒にも薬にもならないお話だったなぁというのが所感でした。結局1冊通してあまりお話は進展してませんし。

    あとキャラが多くて同時に喋るシーンが多いのですが、誰が話しているのかちょっと読みにくかったです。口調で差別化しようとはしてますが。。。

  • 若いとは良い事だ。

  • 2016年中山優馬さん、島崎遥香さん主演で上映された映画の原作。幽霊なんて見たくないのに「視えてしまう」青年、八神森司が片思いの美少女こよみのためにいやいやながらオカルト研究会に入ることに。次々ともたらされる怪奇現象のお悩みに、オカ研メンバーが大活躍!!(きうい)

  • ラノベ寄り

  • 初の櫛木理宇。
    電子書籍で読了。

    軽めの青春ホラーもの。ライトノベル寄りか?
    大学生が主人公のホラーのお手本のような内容だった。

    とびきり怖いわけではなくが、怪異の中に一捻りした真相があり、隙間時間にちょっとずつ読めた。

    森司とこよみの恋愛模様の方が気になって。。。次巻も楽しみ。

  • シリーズ第1弾。

    大学のオカルト研究サークルが持ち込まれる相談を解決していくホラー系のお話。

    5話からなる短編集。
    盛り上がりもなく、感想としてはつまらない。
    メンバーそれぞれがまだ謎に包まれている部分が多い。
    どうやら20作近く続いているようなのでどう展開していくのか気になる。
    主人公の森司がやや気持ち悪いテイストで表現されているので、ここの部分しだいで挫折しそうだ・・・。

  •  第五話の「秋の夜長とウイジャ盤」では、八神森司がやっと活躍出来て良かったです。

  • 中学生が読むのにちょうどいいと思った
    片思いストーカー気持ち悪い

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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