金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 (角川文庫)

著者 : 赤川次郎 有栖川有栖 小川勝己 京極夏彦 柴田よしき 服部まゆみ 菅浩江 栗本薫 北森鴻

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月22日発売)

感想・レビュー・書評

[sakumoさんの感想 · 2018年1月21日]

金田一耕助、そこまで詳しくなかったんだけど、色々なミステリー作家が書いていて、世界観を踏襲しているものや、完全なパロディ、金田一の子孫を出した完全別の作品、むしろ横溝さんを出してくるなど、色んな形でのオマージュ。
お風呂で読書用に古本を買って読みました。短編集なので少しずつ読み進めるにはよかったです。

[へいすけさんの感想 · 2017年11月25日]

うーん。いまいちかな

[なーさんの感想 · 2016年4月25日]

既知の作家が多かったが、改めて、既に亡くなっている方が多いのに驚く。いい作家ほど長生きしないのは何故なんだ〜
栗本薫の『月光座』、横溝の『幽霊座』への挑戦になってて、これがまた掟破りのガッツリネタバレなんだけど、面白そうだったらありゃしない。あー先に読んでおくんだった〜(^◇^;)

[kaffein443さんの感想 · 2015年10月25日]

とりあえず、金田一耕助記念館へ行ってみたい。

[ぱぴこさんの感想 · 2015年1月15日]

日本のミステリー界を代表する名探偵・金田一耕助。その名探偵に、赤川次郎・京極夏彦などの、現代のミステリー作家が挑む！全９編のパスティーシュが楽しめる、短編集。

[aiさんの感想 · 2013年11月2日]

横溝正史氏に捧げる現代作家9人のアンソロジー。
いろいろなキンダイチが登場する。

服部まゆみさん、赤川次郎さんの作品が好き…かな。

困ったことに、京極夏彦さんの作品を読んだら京極シリーズを読みたくなってしまったよ、関口くん！

[rauyaさんの感想 · 2013年10月5日]

いろんな人の話が読めて面白かった。
金田一耕助自身が登場したり、作者が登場したり、金田一耕助に憧れる人たちが出てきたり。
作者が、そして作中の人たちが、横溝正史と金田一耕助を好きだって言う雰囲気が伝わって来た感じ。

[seoru37さんの感想 · 2013年9月26日]

横溝正史に捧ぐ…の方が、本の題名としてはしっくりくるような内容。
個人的には金田一耕助が出てくる話はとても面白く感じることが出来た。
変奏作もそれなりに、割り切って読むと良いかもしれない。

[mh1989さんの感想 · 2013年9月16日]

多分、どの作者も横溝正史に対するレスペクトにより、タイトル通り捧げたものになっているのはよくわかるが、少々、ただ関連ありそうなものを寄せ集めましたというだけという感になっており、作品の出来不出来の差が大きい。

[さめの穴さんの感想 · 2013年8月20日]

金田一耕助オマージュの短編9篇。
・無題（京極夏彦)：「陰摩羅鬼の瑕」の一部を抜粋。ここだけ読んでも…。
・キンダイチ先生の推理（有栖川有栖）：なんかの短篇集に入っていた，既読。
・愛の遠近法的倒錯（小川勝己）：ドロドロした感じが良かった。
・ナマ猫邸事件（北森鴻）：軽いノリで良し。
・月光座（栗本薫）：過去の事件を知らないのでよくわからない。
・鳥辺野の午後（柴田よしき）：トリックは普通だが，切ない雰囲気が好き。
・雪花 散り花（菅浩江）：京都人めんどくさい…。
・松竹梅（服部まゆみ）：正統派ミステリ
・闇夜にカラスが散歩する（赤川次郎）：途中で集中が切れた。

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」