妖奇庵夜話 空蝉の少年 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.03
  • (71)
  • (154)
  • (48)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 1072
感想 : 68
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009277

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分は<件>だと名乗る占い師達。
    彼らが果たして妖人なのか語りなのかを判別するため
    妖琦庵の主と出かける事に。

    大量に食べる女性は単なるきっかけの女性。
    かと思ったら、わりと要所要所に。
    占いですから、それに関係する人がいる、という事と
    何者なのか、という事。
    確かに、自分を知ると確実にすっきりする状態です。

    自分は特別、と思う時期ではありますが
    思い込みとはすばらしいものです。
    むしろ相手が自分に合わせるのが当然、な姿が
    ものすごく分かりやすくて良いです。

    面白かったのは、初めてのお友達訪問。
    保護者連、面白いまでに右往左往。
    想像するだけでも楽しかったですw
    しかしこれ…確かに自分が連れてくる立場だったら
    そろそろ落ち着いてくれ、と思う状況ですね。
    さらに面白いのは、猫に対する家令の態度。
    そこまで…そこまで…ww

  • 【妖琦庵夜話シリーズ】第二弾。

    一巻に引き続き安定の面白さ。

    やっぱり脇坂出て来ると和む(笑)。

    第三弾も購入済みなので読むのが楽しみ。

  • シリーズ2作目。
    巷で『件(くだん)』の血を引く占い師が人気…
    しかし本当に件なのか?
    そしてネットで人気の占い師・若干13歳の咲耶姫。
    洗足家のマメが捨て猫を介して仲良くなったテル。
    一見バラバラに話が進むが
    この話が一つにまとまった時に……。

    前作より面白かった、
    そして救いのある終わりで良かった。
    しかし自己顕示欲が強いって言うか
    自己愛の塊の咲耶姫が痛い!!
    あまりの痛さにビックリ、
    ある意味可哀想な子なんだけど…
    リアルの世界にもいそう。

    お馬鹿刑事の脇坂君も
    立派な洗足ファミリーの一員だね(笑)

    表紙に謎が……

  • ぶにゃあ~。
    一番印象にあるの猫かなぁ…

  • 1巻に続いて「人」を書いたミステリー。

    キャラの立て方の相対が見事で、それが何より印象に残りました。

  • 妖怪話でも寂しいものとあったかいものがある。これは寂しくもあたたかいものである。

  • マメの心情がよくわかる回だった。

  • 内容は物悲しいのマメに癒され脇坂にホッとして、途中で今後の展開ってのが分かってきて余計になんか切ないな~って思ったのに読了感はすごくほのぼのして円満!って感じで良かったです。青目と洗足との今後の展開っていうのがすごく気になりますよね。次作期待!

  • 次回の話が気になる終わり方。

    ≪悪鬼≫は男の欲を煽る
    ≪悪鬼≫は女の身体を誑かし、子供を利用する。
    そして≪悪鬼≫は――人を食うのだ。

    青目の正体がなんなのか前回から気になってましたが鬼とは。

    照ちゃんの話も切ない。
    今回もよかった。

  • 2巻もおもしろかったな〜

全68件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎田ユウリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×