バチカン奇跡調査官 終末の聖母 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1015
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010501

感想・レビュー・書評

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  • 今回はかなり壮大な話だったー。ロベルトも平賀も知識が多くて後半眩暈がしたけど、面白かったなあ。それにしてもロベルトの手料理食べたい。毎回美味しそうで…!

  • バチカンがコンクラーベに揺れる中、メキシコの寺院での式典に派遣されたロベルトと平賀の目の前で『奇跡』が起こり、奇跡調査に乗り出す。


    メソアメリカの古代文明やら、キリスト教とアステカの神話との相似性やら、未知の微生物やら、オカルト盛りだくさんで楽しかった!
    ローレンの後任であるチャンドラ博士の動向も気になる。

  •  今回の「奇跡」はコンクラーベの最中にメキシコシティで起きた。教会に寄贈されたモニュメントが突然宙に浮いてしまったのだ。
     ロベルトと平賀が調査を始めると、聖歌隊の少年達の死や地面の陥没など様々な異変が。

     シリーズの中でもかなり難解かと思われる一冊でした。
     最初はアステカ他の神々の話から、最後は人の起源に神の意思まで……
     一体どう繋がるんだとおもいつつも面白く読み切ってしまいました。

     いやあ、なんて大きな風呂敷を広げたのか(゚o゚;
     ミトコンドリアが別生き物(ウイルス?)だったなんてどこかで聞いたような気もしますが、今回は人間は別の星から来た生き物のDNAを再構築して誕生したのでは、という話も。
     一瞬ID話かと(^^;)

     ロベルトは大丈夫なだろうか、信仰に揺らぎがでないかと少し心配です。。。
     これからつけ込まれないでいつまでも平賀と幸せに~! と願っています。

  • 安定して楽しめるのがこのシリーズ、好きです(^w^)

    ローレンに何があって姿を隠しているのかが気になって仕方がありません。が、お気に入り平賀をこっそり助けてはくれるのですね〜♪

    次巻が待ち遠しい…

  • 相変わらず無駄にトンデモで壮大!(最上級の褒め言葉)
    へえー、こんなモンがいるとは驚き。藤木さんのことだから、きっと全くの創作ってことは無いと思うんで、よりびっくりっス。
    それにしてもメキシコ国民は、みんないい人ばっかりで、神父コンビが腹黒に見えてくるw
    ローレンの行方もだが、新キャラのシン博士も大いに気になるよ!

  • ホラー色はどんどん薄まってきて、今回はSFっぽい、メソアメリカ文明の謎に迫る壮大なお話だった。
    平賀の揺るがない信仰に感心。
    古代文明の謎が解けて科学的に繋がっていけばいくほど、ロベルトみたいに信仰が揺らいでいきそうなものなのに、天然ってすごいなぁ(^_^;)

    今回は蘊蓄が多くて難しいところもあったけど、最初の頃に比べてだいぶ好みに合うシリーズになってきた感じ。
    メソアメリカの神様は発音がとても取っつきにくいんだけど、ゲームのメガテン(ペルソナ)シリーズで親しみを持っていたので、わりとすんなり頭に入ってきて良かった。

    毎回恒例になりつつあるロベルトのお料理シーンが美味しそうで楽しみになってるw

  • 2013.11.12

  • バチカンで法王選挙が行われる最中、天才科学者・平賀と古文書・暗号解読のエキスパートであるロベルトは、大司教・枢機卿の代理としてメキシコのグアダルーペ寺院を訪れる。
    その寺院で有名彫刻家の作品除幕式が行われるが、その彫刻が音もなく空中に浮き上がり、寺院の前に光り輝く神の道が忽然と出現した。
    しかもその彫刻には、ある法王候補の名が刻まれておりー
    果たしてこれは神の奇跡か、陰謀か…
    黒い聖母に秘められた真実を追う!シリーズ第7弾。

    相変わらず恐さも、ぞわぞわ来るような事も無かったです-
    太古から宇宙までやたらと壮大でした。

    新しく平賀のサポートに付いたチャンドラ・シン博士も興味深いキャラクターですが…
    彼の追うローレン以外の今まで暗躍していたキャラに動き、ほのめかしすらなくて、長い話の割に期待感やスリリングさももの足りない感じ-

    コンクラーヴェでの各派閥の静かな闘いも垣間見たかったよ-

    本編とは関係ないけど、新装版化した文庫2冊を含むキャンペーンとか、前のを持ってるからノレなくてガッカリ…

    でも次巻はローレン絡みで何かありそう、シン博士とも馴染みそうで。ちょっと期待してます-

  • だんだん壮大な話しの展開になってきてついて行けなくなるかと思ったけど、そんなことなく残りのページが薄くなるほどに引き込まれた。
    説得力のある展開で、妙に納得。

  • 古代文明メインかと思いきやSF。
    薀蓄というか説明は半分読み飛ばしながら読んだ。
    終盤平賀に喋らせる為にだと思うけど、ロベルト聞き役に徹しすぎ。
    なんかもうここまでくると平賀は神父じゃなくていいのでは。
    学者です的なこと言い出すし(それってどうなんだ)
    ローレンどこいった。

    ストーリーは面白かった。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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